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2008年2月14日 (木)

「斧」と「鉈」の違い

どちらも樹を伐り、割る道具であることには変わりは無い。

しかし斧は長い柄の先に、柄に貫き通された分厚い刃がある。両手で使う、大型の道具。片手で扱う「手斧」はむしろ少数派。

鉈は菜切り包丁のように刃渡りが長い。柄には「目釘」で装着する。片手で扱う道具で、使い道は枝打ちか簡単な薪割が主。両手で扱うような大型のものは少ない。

一目瞭然で区別がつく両者。しかし斧と鉈の名称が混同されている場合が無いとは言えない。

古くはあの名作マンガ「カムイ伝」。カムイが山中の木こりの飯場に「雇ってくれませんか?」と声をかけたところ、周囲でも悪い意味で評判の荒くれ木こりたちは「その細腕でナタが使えるのか?腕を見せてみろ」と、カムイに斧を投げつける。ナタ、といいながら斧を渡すのだ。

団塊ジュニアの高齢化とともに廃刊になった学研の子供向け科学雑誌、「コペル21」。昭和60年ころ、秋田山中のマタギの特集があったがそこにも混同はあった。マタギの伝統料理「ナガサ汁」。獲物の熊肉と大根を味噌で煮込んだこの汁物をうまく作るコツは、「熊の骨をナタでくだく」。そのキャンプションの写真、骨を叩き切るのに使われているのは明らかに手斧だった。

あの無く子も黙るウィキペディア。その「鉈」の項でさえ、張られている画像はどーみても手斧。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%89%88

何ゆえにこのような混同は発生するのだろうか。世間ではこの程度の混同に比べたら、大根とカブを混同するほうが大問題だろう。しかし斧マニアとしては非常に気がかりなのである。

ただし、明らかに混同しかねないナタが存在する。Photo

Photo

木の枝を切り落とす専門の鉈、枝打ち鉈。刃渡りは短く、柄は刃に開いた穴「ヒツ」に貫き通す。構造上は全く斧と一緒である。

しかしこれは山林専門であって、一般にはそれほど出回らない。

なのに世間では斧と鉈が混同される。

不思議だ。

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一方、英語では手斧をハチェット、鉈をマチェットと言う。明らかに関連した語。斧はアックスで遠い。

英語母国語の人間に日本の鉈を見せれば「ハチェット」だと言うらしい。何処の世界でも混同されるのは仕方が無いのかもしれない。

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コメント

管理人さんの斧に対する熱い気持ちが感じ取れます^^ノ全く別物だと認識してましたが混合するもんなんですね。そーいや実家に手斧があったなぁ・・・じーちゃん曰く良い斧だとか^^;

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