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2011年9月 6日 (火)

アメリカ斧の歴史 その6  木工以外の斧

斧の主要な使い道といえば、伐採、薪割り、製材。

あるいは武器。平たく言えば殺人用具。

しかし、それ以外の目的で使われる斧というのもございます。

まず挙げられるのが、「アイスアックス」。

Fig023

19世紀のアイスアックス。

文字通り、氷用の斧。ジャマな氷を打ち割り、あるいは大切な氷を切り出すために用いられます。そういえば冬山登山には欠かせない手道具「ピッケル」もアイスアックスと申しますね。思い出せば、北海道の生活には欠かせない「氷割り用のツルハシ」。これも片側を斧の刃のように削ってありました。素性のいい廃材なら、これを使って割ることも可能です。

木を切り、水(氷)を削る斧。お次は土

これは、庭師さんが芝土を切り出すのに用いた斧。

Fig024

根が絡みいって固まった土。あるいは泥炭をスパスパと切り出す。

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現在でも南米ボリビアの巨大塩湖・ウユニでは、斧を使っての岩塩切り出しが行われております。

土とくれば、今度は火。

Fig025

刃の反対側が鍬形になったブラスキー斧は、燃え上がる木々を切り払い、土を掛けて山火事を消す作業に使われます。

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消防用の斧といえば、ピッケル方の方がポピュラーですが。それにしてもいい体。

最後に屠殺用の斧。

Fig026

今現在、屠殺作業といえば豚は電気ショック、牛は屠殺銃で額を撃った後、脊髄にワイヤーを通してからの放血。ある程度は機械化されております。

しかしそれ以前は、牛の額に手作業で一撃を加え、昏倒させた後に喉を裂いて止めをさしておりました。

この斧の形状から推理するに、まず刃の峰の出っ張りで牛を殴って昏倒させた後に、刃で止めをさしてしたのでありましょうか。

ただ、このような「曲線柄」は両側から力がかかる用途に向かないのですね。

そこがまた疑問であります。

世界各国の「屠殺」の現状を追ったルポタージュ。まさに名著です。

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