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2019年9月 7日 (土)

日系カナダ人と両刃斧

鎖国が解消された幕末。
日本人はアジアから太平洋諸島、南北アメリカと世界各国へ移民した。
言葉の通じない異国で彼らが就いた商売は、言葉の必要が無い第一次産業、木こりや漁師、あるいは農家が主だった。

特に北米、カリフォルニアやカナダの太平洋沿岸と言えば、樹高50mに達する針葉樹が林立する大森林地帯。
そこに移民した日系人は森林伐採の職業についていたという。

近年。カナダのブリティッシュ・コロンビア州にあるノースショア山脈の森の中で、約100年前の「日本人村」が発見された。

発見者はバンクーバー・キャピラノ大学の考古学者ロバート・マックル教授。彼は研究室の学生と一緒に14年をかけて発掘作業を行い、およそ1000以上の陶器や茶碗、酒瓶、湯呑みを発見した。さらに、同地では小屋や庭園、木製の貯水池、神社のような建物が合わせて14見つかっており、かつて日本人が住んでいたことが特定されたという。

マックル氏は「日本から移住してきた人々が、少数でこの地にひっそり暮らしていたのでは」と推測している

 

その記事に添えられていた写真

 

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おそらく山中の、日本人伐採夫の村だろう。

典型的な日本人ルックス、戦後平成令和以上に胴長短足で平面顔、あくまでも日本人的な戦前の日本人。

だが白人の国にいるせいか、多少はファッショナブル。

彼らが持つのはガンタにツルハシ、そして斧と山林の道具だ。
さて前列左側。
白シャツにオーバーオールを重ねた若者が持つのは両刃斧だ。
長さ90㎝の大型斧の柄が腰の上まで達するということは、彼の身長は150~160㎝。

その矮躯で大斧を操り大木に挑む苦労がしのばれる。

人種差別が厳しかった20世紀前半。
やがて日米、日英開戦とともに日系人は財産を没収され、アメリカ同様に強制収容所に押し込められた。
写真の青年らは、無事に日本に帰れたのだろうか。

 

両刃斧や曲線柄の知識が、その後も伝わらなかった日本。

 


 

 

 

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雑記」カテゴリの記事

コメント

普通の日本人が4ポンド以上の斧を振り回すのは大変で、私も最近はたいてい3ポンド程度の斧を使っています。
でもヤフオクには8ポンドとかそれ以上の巨大でしかも脚の長い斧頭の古い北海道の斧(サッテ?)も出ていて、どんな体格と体力、技術の人たちが使っていたのだろうかと気になります。

お久しぶりです。
北海道の山子(木こり)が使っていたサッテは刃の長さが30㎝に達するものもあり、慣れない者が持って横に振ればガクッとぶれることがある。

洋式に両刃式にすれば刃の重さのバランスが取れていいのだろうけど、片刃の斧でも自在に操った往時の山子の体力と技量に感服します。

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