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斧 豆知識

2017年4月 6日 (木)

1984年 オーストラリアの開拓村。斧による製材

1984年 昭和59年 オーストラリアの開拓村。

すでにカラーフィルムの時代ながら、僻地の開拓村では19世紀さながらの生活が営まれている。斧でユーカリの巨木を伐採し、ブロードアックスで側面を剥ぎ、フロー(割り鉈)でこじる事で厚板に加工する。

家の壁も牧の柵も、すべて手作業の生活。ジーンズのブルーさえなければ、30数年前の映像とは信じられない。

それにしても、出演者の斧使いには目を見張るものがある。

巨木に正確に打ちこみ、効率よく受け口を刻んでゆく。
三角形に切りこまれた受け口の下部は、素人の腕ならどうしてもガタガタになりがちだ。しかしジーンズの大男が振るう斧は、まるでカンナでもかけたように水平、なめらか。

生活にはぐくまれた技術は素晴らしいものだ



2017年4月 1日 (土)

1952年 オーストラリアの木こり

1952年、昭和27年。
オーストラリアのユーカリ林における伐採作業。

材木運びはすでにブルドーザーが導入されていながら、伐採作業はいまだに斧と鋸による手作業。北米の木こりと同様に大木の幹にスプリングボードを差し込んで足場を作り、その上で「曲線を帯びた柄」の斧を振るう。

木がグラリと傾けば、危険を促すために発する言葉は「ティンバー!」(材木!)これも北米と同じだ。そして、周辺で一番高い木に登って上端を切り落とし、「吊り上げの柱」として利用する知恵も同じだ。

ユーカリの木は、高いものになれば樹高100mにもなる。北米以上の技術が必要とされるだろう。

ユーカリの木からは香しい香りがするから、汗まみれの作業も気にならない?



2016年11月29日 (火)

フィスカースによる薪割り解説

サックリ割れるとして昨今大人気のフィスカースアックスによる薪割り解説。 割りやすいシラカバの薪とはいえ、モデルの手腕と姿勢の良さに脱帽。

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2016年7月10日 (日)

和魂洋才ならぬ和刃洋柄

和式斧の柄は直線柄

洋式斧の柄は曲線柄。

それが斧業界の常識でありました。

しかし昨今、洋式斧の人気に習ってか、刃の側面にスジが刻み込まれた本物の和式斧でも、洋式の曲線柄を装着したものが多いようです。


日本刀を白眉として、人後におちない日本の刃物鍛造技術。

力を立ち木や薪へ正確に伝え、衝撃を和らげ、かつにぎり易く美しい洋式の柄。

両者の共演や見事!

さらに斧に限らず、キャンプに欠かせないペグ打ちハンマーでも曲線柄を採用!


日本と西洋の知恵の結晶は各方面に広まっているといえましょう。

あるいはこのブログの効果?

2016年5月30日 (月)

「さって」と「はびろ」―北海道の斧

明治以前まではほぼ全土を大森林に覆われていた北海道。

明治の開拓と同時にその大森林は伐られ、焼かれ、そして田畑や牧草地へと変貌していったわけであります。資源小国日本の数少ない穀倉が開かれていくと同時に、ナチュラリストが卒倒する光景が各所で繰り広げられたわけであります。

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さて平地の森林は次々に開墾されて畑に変貌していく中でも、山地の森林はそのまま残されている。そこはやがて木こりたちの独壇場となります。

北海道の森林は、文字通り千古斧を知らない大密林。林立する巨木は、それまでおとなしく本州で木を伐っていた木こりたちの手には負えません。そこで北海道の「山子」(木こり)が使う道具は自然と大型化していきました。

伐採の際は、まず受け口を伐りこむ。その際に用いる道具がさって

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漢字で書けば「去手」。名前の由来は不明ですが、本州の「伐りヨキ」を大型化させたもの。木の芯に深く打ちこめるよう、刃渡り10センチ程度ながら足の長さが30㎝以上もある。もっともこんなアンバランスな形だからこそ、横に振ればガクッとブレやすい。北米から指導者を招いた北海道開拓ながら、北米式の曲線柄や両刃斧は伝来しなかったのが惜しまれる。

サッテで受け口を伐りこんだ後は巨大な横挽き鋸「天王寺鋸」で追い口を伐りこみ、最後にくさびを打ち込んで倒す。

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伐倒したのちは手斧で枝を落し、天王寺鋸で手ごろな大きさに玉切り。
その上でハツって大まかな角材へと加工します。その際に使われたハツリヨキが「刃広」(はびろ)。

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刃渡り20㎝以上、本州中部地方のハツリヨキやマサカリに比べ異常に首が長いので、俗に「鶴首」とも呼ばれていました。柄の長さ1mはある巨大なハビロで樹皮をはがし側面をハツり、その上で森から出す。

農業や生活の障害となる雪は、山仕事にはまたとない助け。
林床の障害物を覆い隠し、滑りを良くするので、馬橇による運搬には好都合。そのため明治期から重機が発達した現代まで、山仕事は冬の農閑期、周辺農民のいい手間稼ぎでした。

凍ったマサカリや鋸に手がピタピタ張り付いて凍傷になりかけない寒さの中、凍った握り飯をむさぼりつつ仕事に励んだのであります。

Bassai

明治期以来の山林造材で枯渇しつつあった北海道の森林資源は、昭和29年洞爺丸台風の風害でとどめをさされました。現在では想像もつかない、豊かな森林を誇った往時の北海道。

2015年9月 8日 (火)

モールとフィスカースとヴィポキルヴェス

アメリカ伝統の薪割り専用斧「モール」

近年人気の薪割り斧「フィスカース」

そして、テコの原理で軽々と薪を割り裂く「ヴィポキルヴェス」

三者をくらべた動画。

こうしてみれば、ヴィポキルヴェスの圧勝だろう。
タイヤを使わなければ、どうなるかはわからないが。

2015年2月24日 (火)

ベストメイド斧『ブルータス』に進出!

雑誌「ブルータス」2月1日号をペラペラとめくっていたら、意外な記事を発見した。

 

以前記事にもした、ベストメイド斧が乗っているではないか!

Img_20150223_210520

http://isikari.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-fde4.html

値段は八万円弱。

買うかどうかは…

現地では300ドルだから、アメリカ旅行のついでに買うべき?

2015年2月10日 (火)

モックンの薪割り

見事に決まったモックンの薪割り。

使用されている斧は刃の形から察するに、ヘルコのルーカスアックスのようですね。

それだけです。

 

 

個人的には、ジャワティのほうが好き。

2014年12月19日 (金)

斧の柄、届きました。

以前、自作の斧の柄を記事に書きました。

ところが素人細工の柄で薪を割ろうとすれば薪に突き当て、
ショックで首の部分から木片が削げ落ちる。

素人細工で突きいれた柄は、いつの間にかグラッグラ。

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握りは泥と油でいい具合になりかけなのにもったいない。

そんなわけで、以前お世話になった米アマゾンで新しい柄を注文しました。

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送料込みで、日本円で三千円余り。

自作よりもお得?

後日すげ替えの時に、また新しい記事を書きます。


2014年10月28日 (火)

ジョン・ニーマンの斧

今どきのイケメンが森で針葉樹を倒し、薪に加工する。

実に絵になる光景。

憎たらしくなるくらいに。

さて、このイケメンが木を倒し、打ち割るのに用いている二種類の斧は、
いずれもアメリカのメーカー「ジョン・ニーマン」の製品。

職人が一つ一つ打ち鍛えては磨き上げた製品は無骨ながら鋭く、
さながら芸術品の面持ちがある。

Autinetools

Neemanbroadax011024x680

値段は一本3から5万円。
http://www.neemantools.com/en/products/axes

もちろん日本国内で流通しておらず、アメリカのアマゾンでも手に入らない。
直接買い付ける以外に、入手の方法はないだろう。

しかし吸いつくような光沢は充分に蠱惑的ではなかろうか。

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